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「自分のやりたいこと」を「自分らしく」続ければいい

「俺は下手だ。本当に下手だ。それは、嫌と言うほど分かってる」
でも、菓子を作るのを、止められないと思う。
だから、人からいかに悪し様に言われようが、菓子作りを止めない。
もし三春屋を継いでも、買いに来てくれる客がいるかどうかは分からないが、止めない。
食って行くためには他に仕事を持ち、菓子は趣味のようにして作るしかないかもしれない。
それでも栄吉は一生菓子を作っていくだろうと、己で確信を持ったのだ。
(『いっちばん』・「餡子は甘いか」 /畠中 恵著より)

この部分を読んだ時、「あぁ、これは自身の絵に対する気持ちにぴったり当てはまるな」と思った。
どんな形でもいい、一生絵を描き続けることに、自分の生の意義があるような気がした。
「続けることが出来るというのも才の一つ」だと、この話は締めくくられているけれど、
色々な理由で断念してしまう人は沢山いる…
続けようとする意志も大事だけれど、続けられる環境にいることが出来るかどうかというのも大事。

時の流れは待ってはくれない。
しかし、「死ぬまでが人生」だと思えば、少しは心にゆとりが生まれるのではないだろうか?
子供の頃の夢を、死ぬ直前に叶えても幸せだと、私は思う。
悠長なことを…と思われるかもしれないけれど、自分のペースで夢を追ってもいいんじゃないかって。
夢を見るのは若者だけの特権ではない。老いてからでも遅すぎることはない。
「自分の人生をどう生きるか」を、他人のペース配分で考える必要なんてないよ。
皆が皆、同じ人間ではないもの。

上手く出来ないからこそ、上手く出来た時に達成感を感じられる。
それが嬉しくて続けるのだとしたら、下手であればあるほど、
続けた先にある幸福感をより大きく感じることが出来るのだと思う。
上手く出来るから自分に合っていると思い続けるのも、
下手だから上手くなりたいと頑張り続けるのも、両方正解なんだ。
他人にどうこう言われたから止めてしまう…それが不正解ではないかな?

「『今日はどこも悪くない』という日が無いね…」と両親に言われつつ、
それでも彼らより1日でも長く生きることを目標にしているけれど、
私は絵を描き続けることで、生きる力が湧いて、達成出来ると信じてる。

今度新しく名刺を作る時は、「妖画家」って入れようと思うの。
まるで憑りつかれたように、妖を描き続けたいという想いが日に日に強くなっていってね、
「自分はこうあるべきなんだ」という確信みたいなものが持てたから。
今となっては、他の自分は考えられない…


最近、『昭和元禄落語心中』というアニメをずっと観ていたのだけど、
落語に懸ける真剣な想いが伝わってきて良い作品だった。
菊比古がすごく私好みでねぇ(*´ー`*人) 石田彰さんの声もばっちりハマっててv
やっぱりというか何というか、芝居で女形をやったよね(* ´艸`)
助六に「狐」って言われてたけど、本当に美しくて…私、狐顔の男性大好きなのvV
毎回、菊比古と助六(山寺宏一さん)の落語&演技力に引き込まれる…
2期も制作決定みたいで今からとっても楽しみ!!

女形といえば、玉三郎さまが出演されている歌舞伎を是非一度拝見したい///
妖艶な泉鏡花の作品が良いなぁ。
見たらきっと良い絵が描けるに違いない!!
落語や歌舞伎はお年寄りの趣味だと言うけれど、
良い作品の多い昭和の時代を生きてきた人たちは、良い目を持っていると思うんだ。
古い時代に思いを馳せる自分の作品は、彼らが良いと感じるものにヒントがあるような気がする…
そして彼らに認めてもらいたい…だから、彼らの目に映る範囲に自分の作品を置きたい。


ありがたいことに長文でも読みやすいと言われるのは、幼少時から本を読み続けているおかげかな?
同じ文章でも、読み手の心境と理解力で解釈が大分変わるから、
全ての人に納得してもらう文章を書くのはとても難しいことだけれど、
書き手と読み手の心が一つになって通じ合ったら嬉しいねぇ(*^-^*)
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