~ 薔薇の美と鳥の自由に憧れる日々 ~

奈良旅行~2日目②・東大寺&元興寺&ならまち~

◆10月31日(火) 続き


東大寺・南大門前

東大寺・南大門前(撮影:mariちゃん)

春日大社から鹿を横目にしばらく歩くと、東大寺の南大門が見えてくる。
流石有名な東大寺!平日なのに観光客がたっくさん!!
勿論鹿もた~くさん゚゚ヾ(*´∀`*)ノ




東大寺・南大門の上にとまる鳥たち

ふと上を見上げれば、鳩たちがお行儀よく並んでる。
地上が人と鹿でいっぱいだから降りられないとか…?(´∀`;)




東大寺・南大門・金剛力士像(阿形)   東大寺・南大門・金剛力士像(吽形)

金剛力士像(左:阿形、右:吽形 ※↑クリックで大きめの写真が見れるよ♪)

南大門といえば超有名な金剛力士像!!
運慶・快慶を筆頭とする仏師集団によって、わずか69日で造られたらしい(『まっぷる』より)
筋骨隆々な明王や鬼神は慶派仏師の腕の見せ所だよねぇ(*´ー`*人)
間近で見るとすごい迫力で、彼らに守られているなら、大仏さまも安心だろうな(o˘◡˘o)




東大寺ミュージアム・「東大寺の歴史と美術」

まずは入ってすぐ左にある東大寺ミュージアムで、「東大寺の歴史と美術」展を鑑賞。
メインビジュアルにもなっている木造千手観音立像(画像中央)も圧巻だったけれど、
一番印象に残っているのは、初めて目にする八臂(八本腕)の弁才天立像だった(*゚ω゚*)
阿修羅もそうだけど、多臂の仏像って異形ならではの美しさに魅了される///




東大寺・大仏殿

大仏殿(金堂)

大仏様を安置するのに相応しい、どっしりとした重厚な建物。
…なのだけど、金色の鴟尾(しび)が鬼の角みたいで可愛いと思ってしまった///




東大寺・大仏殿前

光の大仏殿と影の私…なんてねv (撮影:mariちゃん)




東大寺・大仏殿・金銅八角燈籠

国宝・金銅八角燈籠




東大寺・大仏殿・金銅八角燈籠

透かし彫りの獅子や音声(おんじょう)菩薩が美しい・:*(〃・ω・〃人)*:・




東大寺・大仏殿

昔の職人の「技」を感じる木組み。
計算された設計と装飾美は、時代を越えて私たちの目を楽しませる(ノ´∀`*)




東大寺・大仏殿・盧舎那仏坐像

国宝・盧舎那仏坐像

色々よそ見をしてしまったけれど、正面に目を戻せば、
存在感たっぷりの大仏様がどーんとお出迎え!
正式名称は盧舎那仏(るしゃなぶつ)で、「盧舎那」(光り輝く)という名の通り、
造られた当初は鍍金(金メッキ)が施され、金色に輝いていたという。




東大寺・大仏殿・盧舎那仏坐像

聖武天皇の時代(752年・天平時代)からずっと私たちを見守り続けてくださっている…
ありがたいねぇ(❃´◡`❃)




東大寺・大仏殿・蓮華座レプリカ

蓮華座(レプリカ)

なんと!花弁の一枚一枚にまで繊細な彫刻がなされていたなんて…!!
大仏本体の大きさに圧倒されて見逃しがちな部分だと思うから、
見やすい位置にレプリカを展示して頂けて本当に嬉しい///




東大寺・大仏殿・蓮華座レプリカ

何気にゆる~い部分もあるのが良いよねぇ(* ´艸`) 可愛いvV




東大寺・大仏殿・八本脚の蝶

8本脚の蝶

現実には存在しない天上の生き物だから、6本脚ではなく8本脚なのだという説があるみたい。
そういえば、虫は大体6本脚だけど、蜘蛛は8本脚だよね。
芥川龍之介の『蜘蛛の糸』の話もあるように、蜘蛛は天上世界と繋がっているのかしら…?




東大寺・大仏殿・虚空蔵菩薩坐像

虚空蔵菩薩坐像

盧舎那仏の隣に脇侍としていらっしゃるのが虚空蔵(こくうぞう)菩薩。
「虚空蔵」とは「広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持つ」という意味で、
智恵や知識を授けてくれる菩薩として信仰されている。(Wikipediaより)




東大寺・大仏殿・廣目天立像

廣目天(こうもくてん)立像




東大寺・大仏殿・多聞天立像

多聞天(たもんてん)立像

大仏様を守る四天王も大きかった!!
持国天と増長天は頭部のみの修復で終わってしまったため、表には出ていないらしい;;
これから先、改めて修復をして、4人揃って四方を守ることはないのだろうか…(*´・ェ・`*)
先の虚空蔵菩薩とこの四天王も、金剛力士像と同じ慶派仏師の作だそうで、
慶派の技量を再現出来る仏師はもう現代にはいない、というのも、
これ以上の復元がなされない原因の一つなのかもしれない…



そして危うく見逃すところだった蘭奢待の説明パネル!!
蘭奢待(らんじゃたい)とは、天然香木の中でも天下第一の名香で、正倉院宝物の一つ。
今回の正倉院展には出ていなかったけれど、目録での名前は「黄熟香(おうじゅくこう)」で、
「蘭奢待」という名称は、その文字の中に東大寺の名を隠した雅名(風流な呼び名)である。

蘭奢待

↑蘭には「東」が、奢には「大」が、待には「寺」が、隠されているのがわかるかな?

…で、なぜ蘭奢待に私が反応したかというと、香道が趣味とかそういうわけではなく、
これに似た話を『モノノ怪 <鵺>』で見ていたからなの!!
その話で出てきたのは蘭奢待ではなく「欄奈待(らんなたい)」という名前だったけれど、
同じように東大寺の文字が隠されていて、それがずっと記憶に残っていたから、
「あれ?これって…」と気になって足を止めることが出来たんだ(〃´・ω・`)ゞ



大仏殿の次に向かったのは「戒壇堂(かいだんどう)」。
戒壇とは受戒(僧侶として守るべき事を確かに履行する旨を仏前に誓う儀式)が行われる場所のこと。
こちらにも釈迦如来と多宝如来を中心に四天王が安置されているのだけど、
大仏殿の四天王に比べると迫力に欠けるかな; 写実的で人に近い感じ。




東大寺・二月堂から見た遠景

二月堂から見た遠景(遠くに見えるのは生駒山&奈良市街)

戒壇堂から二月堂までは少し距離があるけれど、
こんな良い景色を見られるなら、頑張って歩くしかないよねd(。ゝω・´)




東大寺・二月堂・釣燈籠

おや、春日大社で見たような釣燈籠がΣ(´д`ノ)ノ
昔は東大寺と春日大社がくっついていたような話をどこかでちらっと聞いたような気がするのだけど、
その名残なのかも?




東大寺・二月堂・香炉

邪鬼足外香炉(鬼足香炉)…というらしい。初めて聞く名称。




東大寺・二月堂・香炉台

香炉を支えているのは邪鬼。
法隆寺にも屋根を支えていた邪鬼がいたけど、邪鬼は力持ちなんだねぇ。
時には四天王に踏まれていたり…ユニークで憎めない存在(ノ∀`*)ノ彡☆




東大寺・二月堂から見える建物の屋根

裏手に回ると、鬼だらけの屋根が見える。
鬼瓦の鬼は「良い鬼」で「守ってくれる鬼」なのかな?
節分に「鬼は外」と言いながら豆をまく風習があるように、
鬼といえば悪さをするというイメージもあるけれど、
人に善悪があるのと同様、「良い鬼」「優しい鬼」がいても良いと思うんだ。
私の中の鬼のイメージは、「新桃太郎伝説」のおかげで大分好意的になってる///
(そしてそのゲームのおかげで今の仕事に至っている…と思うと本当に運命的な出会いであったよ)



次に向かったのは「法華堂(ほっけどう)」。
ご本尊の不空羂索観音立像の美しさに目も魂も奪われて、時間を忘れて見入ってしまいそうだった///
仏像のある空間って、世間と断絶しているというか、空気が全然違うの。
見とれてぽ~っとなっていたのか、お堂を出る時帽子を忘れそうになって;
同じく側で拝観していた若いご夫婦が声を掛けてくださらなかったらそのままだったかもしれない…
これも仏様のご縁だわっ゚゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚




東大寺境内にいた鹿

東大寺と境内にいた鹿たちに別れを告げつつ、若草山麓のバス停へ向かう。
途中、「三條小鍛冶宗近」という平安時代から続いている刃物屋さんがあるのだけど、
天下五剣の国宝・三日月宗近はここで作られたらしい。
ちなみに「刀剣乱舞」はアニメだけ見ていて、何となく三日月さんが気になり出したのは、
元々の剣が東博所蔵(身近な存在)だというのもあるかもしれない///




若草山入口にいた鹿

こちらは若草山麓にいた鹿。この時間だとおやつタイムかな?




若草山入口

バスを待っている間ずーっと鹿と戯れてたv (撮影:mariちゃん)
お腹がいっぱいなのかおとなしかったねぇ。




浮見堂

ぐるっとバスで次に向かったのは浮見堂。
鷺池に浮かぶ六角形のお堂で、良い眺めなのに人が少ないという隠れ(?)スポット。




浮見堂

猿沢池同様、鷺池の水面も鏡のよう…
しかし私は水面より橋の中央にいらした婚礼衣装の男女が良い雰囲気だったので、
そちらに目がいってしまったヾ(´▽`;)ゝ


浮見堂でほんの少し休んだ後は、徒歩でならまちへ。




元興寺・本堂

本日締めのお寺は元興寺
有名な寺社が近くにあるからあまり目立たない場所だけど(私は今回ガイドブックで初めて知った)、
何気に世界遺産にも登録されていたりするから気になって行ってみることにしたの。
元興寺のご本尊は仏像ではなく「絵」、曼荼羅に描かれた阿弥陀如来だという。
タイミングの良いことに、そのご本尊が描かれた重要文化財の「板絵 智光曼荼羅」が特別公開されていて、
本物は彩色が落ちていて何となく線がわかる程度だったのだけど;
復元された絵を本堂で拝見して、色鮮やかな極楽浄土に魅了された(ノ´∀`*)




日も暮れ始め、次第に肌寒くなってくる中、境内で小鬼巡り♪
こういうユーモラスな像があると、お寺の敷居がぐっと下がって、親しみやすさを感じる。

元興寺・小鬼たち




ならまち・マンホール

元興寺を後にして、次の目的地へ向かう途中で見つけた鹿デザインのマンホールの蓋。
奈良らしくて良いなぁ。鹿って花札だと紅葉だけど、桜も合うよねぇ(人´∀`*)




庚申堂

続いて庚申堂(こうしんどう)。
「庚申さん」と呼ばれる青面金剛像と、吉祥天、地蔵菩薩が祀られている。
…というのがわかりやすく書かれた赤い提灯の裏には、
青面金剛の使いの猿を型どった魔除けのお守りが沢山吊り下げられていて、
病気や災難を代わりに受けてくれる「身代わり申」とも、
背中に願いを書いて吊るせば願いが叶う「願い申」とも呼ばれているのだとか。




庚申堂

東大寺の香炉を担いでいた邪鬼を思わせるお猿さん。
後ろにさりげなく賽銭箱が置かれているけれど、
格子戸の向こうに見えるのは「トラック」…よねΣヽ(゚Д゚; )ノ
ご本尊の青面金剛像は奈良町資料館にあるらしい…?(見に行けなかったので未確認;)




庚申堂・猿たち

屋根の上にはあの有名な三猿(見ざる・聞かざる・言わざる)+α!!
奥の三猿はぐにゃっとした腕が良い味出してる(*´∀`*)
手前両端の猿は夫婦かな?口が狛犬のように阿吽になってるものね。
あ、良く見ると母猿に子猿がくっついてる!かーわいいvV



この後は、mariちゃんの案内を頼りに迷路のようなならまちでお買い物♪
すでに日は落ちて商店街付近以外は真っ暗で、
行きたいお店に一人じゃ絶対辿り着けなかっただろうから、本当に感謝!!
職場用にお菓子と、お姉さま方に「奈良ふきん」を購入。
奈良と言えば「奈良漬」くらいしか思いつかなかったけれど;ふきんも有名だったのね~
最後に「柿の葉すし本舗 たなか」で夕食用に柿の葉寿司をゲット!
優しいmariちゃんは今晩の宿・「白鹿荘」の前まで送ってくれて、今日はそこでお別れ。
彼女と一緒にいられるのもあと一日…楽しい時ってホントにあっという間(o´・ェ・`o)



柿の葉寿司

宿のお部屋で早速柿の葉寿司を食す。
左から鯛・鮭・鯖。どれも美味し~いo(*´д`*)o




鹿ちゃんs

そして、かわゆい鹿ちゃんsの記念撮影★
手前の二頭は白鹿みくじ(左:日本市、右:春日大社)、奥は紫のちりめん鹿(東大寺)


3日目に続く…
次回、西の京には人も鹿もなく、ただただ青い空が広がっていた。
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