~ 薔薇の美と鳥の自由に憧れる日々 ~

奈良旅行~3日目・薬師寺&唐招提寺&平城宮跡~

◆11月1日(水)

携帯の目覚ましだけでなく宿のモーニングコールも忘れずに設定したものの、
悲しいことに女の子の日が早めに到来してしまったこともあって眠りが浅く、
アラームが鳴る前に早めに起きてしまった…(´∀`;)
しかし宅配便を送ったり朝食を食べたり出発の準備をしていたら、
あっという間に予定通りの出発時間になったというね(笑)

今回の宿・白鹿荘は近鉄奈良駅から徒歩2~3分の好立地なので、近鉄奈良線を使う際にはとても便利♪
目的地の薬師寺は近鉄橿原線・西ノ京駅だから、途中、大和西大寺駅で乗り換えるのだけど、
私はのんびり奈良の旅~に後々京都を追加したので、近鉄奈良駅に戻らずに京都に行けるよう、
宿ではなく大和西大寺駅構内のロッカーに荷物を預けることにしたの。
事前にロッカーの場所を調べて覚えてイメトレまでしたおかげで、
ささっと荷物を預けてスムーズに西ノ京駅に停まる電車に乗り換え完了d(。ゝω・´)




薬師寺・與楽門

西ノ京駅に着いて、まず目指すのは薬師寺の與楽門。
(あくまでも目印としての門で、ここからは入れないので注意!)
案内の矢印通りに進むと拝観受付(北受付)があるので、きちんと料金を納めて境内へ!

入ってすぐ、聚賓館で催さていた「香りの文化」という特別展に入ってみる。
前回語った通り、香道に関しては『モノノ怪』で知ったくらいの知識しかないのだけれど;
動物の形をした香炉や、美しい包み紙、蒔絵の棚などを見ていると楽しい(*´ー`*人)

東僧坊では修学旅行生たちが静かにお坊さんの話を聞いていたので、
(何となく)私も音を立てないよう静かに通り抜ける。
東僧坊を出ると朱塗りのお堂が見えるのだけど、順路通り、鐘楼を越えて東院堂へ。




薬師寺・東院堂

国宝・東院堂

朱塗りのお堂が立ち並ぶ中では地味に見えてしまうけれど;
鎌倉時代に再建されてからずっとその姿を留めている古き良きお堂。
ご本尊の国宝・聖観世音菩薩像は白鳳時代に造られたのが一目でわかる風貌で、
幾重にも巻かれたしなやかな天衣(てんね)が美しい///




薬師寺・中門

中門

南側から薬師寺に入る場合はここが最初の門になるのかな?
入る前から西塔が目に入ってワクワクする(* ´艸`)
現在修理中の東塔が完成したら、両方見えて圧巻だろうなぁ。




薬師寺・中門・二天王像   薬師寺・中門・二天王像

カラフルな二天王像が何だか可愛いv




薬師寺・西塔

西塔

薬師寺といえば三重塔だよねぇ(人´∀`*)
西塔は昭和56年に再建されたらしいので、ほんの一昔という感じ。
色鮮やかで屋根が反り上がっているのが特徴。
反対に東塔は白鳳時代に造られたまま現在に至り、東院堂と同じく「古き良き」落ち着いた雰囲気。
両塔の違いを見比べるために、東塔の修理が終わったらまた訪れたいなぁ。




薬師寺・西塔と黄助

「これぞまさに『あおによし』だな!」
黄助(邪鬼)にも伝わる美しさ(*^ー゚)b




薬師寺・金堂

金堂

こちらも昭和51年に復興された比較的新しいお堂。
ご本尊は国宝・薬師三尊像(薬師如来、日光菩薩、月光菩薩)。
薬師寺は天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈願したのが始まりだというから、
夫婦愛も感じる素敵なお寺なのだと改めて思った(o˘◡˘o)
薬師如来さまは身体だけでなく、心の病気も救ってくださるそうなので、よーくお参りしておこう…




薬師寺・大講堂

大講堂

こちらも2003年に復興…って、薬師寺内のお堂は近年復興されたものが多いのねぇ(*゚ω゚*)
ご本尊は重要文化財・弥勒三尊像(弥勒如来、法苑林菩薩、大妙相菩薩)。
本当に大きくて、金堂の石段を降りずに撮影してやっと全体がギリギリ収まるくらい;




薬師寺・食堂

食堂(じきどう)

こちらは2017年に復興したばかり!
堂内は異世界に迷い込んだかのような不思議な雰囲気で、
その名の通りお食事会が開けそうなくらいだだっ広い空間。
ご本尊の絵(田渕俊夫画伯の「阿弥陀三尊浄土変相図」)を中心に、
カラフルな色彩の美しい壁画(「仏教伝来の道と薬師寺」)が納められている。


食堂の右隣の建物は東僧坊なので、これで境内の南側をぐるっと一周したことになるねd(。ゝω・´)
さて、次は再び東僧坊を通って北の拝観受付に戻り、道を挟んで境内の北側へ!
ちなみに一度受付から出てしまっても、拝観券があればまた南側に入ることが出来るみたい。
(※実際お守りを購入するために再び戻ったので実証済み)




薬師寺・玄奘三蔵院

玄奘三蔵院・礼門

境内の北側はもうまっすぐ玄奘三蔵院を目指せと言わんばかりの整然とした場所。
何故奈良に玄奘三蔵の遺骨を祀るお堂が…!?と、疑問に思ったけれど、
彼は法相宗(薬師寺と興福寺が大本山)の始祖だったのね!
今まで経典を求めて旅をしてるイメージしか無かったよ;;
三蔵さまといえば『西遊記』…だけど『最遊記』のイメージの方が強かったりする私(〃´・ω・`)ゞ




薬師寺・玄奘三蔵院

門の前にある立派な石碑




薬師寺・玄奘三蔵院

…に亀が埋まってる!?Σヽ(゚Д゚; )ノ




薬師寺・玄奘三蔵院

玄奘塔

正面上方に「不東」と書かれた額があるのだけど、この言葉は、
「たとえ死んでも(西域<インド>で経典を得るまでは)東に戻らない」
という玄奘三蔵の強い決意の表れだそうで、
「自分の意志を最後まで貫き通す」という意味でもあるのだとか(๑`・ᴗ・´๑)
塔内には菩薩として玄奘三蔵像が祀られており、遺骨も納められている。




薬師寺・玄奘三蔵院

玄奘塔はこのように四方を囲まれて建っているのだけど、
真裏にある大唐西域壁画殿では、平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」を期間限定で拝見出来るの!
私が訪れた時もタイミング良く公開中で嬉しいヾ(*´∀`*)ノ
経典を求める三蔵法師の旅はとても大変なものであったと思うけれど、
シルクロードの美しい風景は、彼に癒しを与えたのではないだろうか?



薬師寺から次の目的地、唐招提寺へは徒歩で10分くらい。
不慣れな道を歩くのはドキドキだけど、知らない場所を歩くのってとても楽しい(◍´◡`◍)




唐招提寺・南大門・扁額

唐招提寺・南大門の扁額

「唐招提寺」とは「唐僧鑑真和上のための寺」という意味で、
6回目の渡航でやっと来日が叶った鑑真が、戒律を学ぶための修行道場として開いたのが始まり。
昔の渡航は今よりずっと大変だったろうに、6回もチャレンジする不屈の精神が本当に凄い!!




唐招提寺・金堂

金堂

網が張ってあったため魅力が半減してしまったのが残念でならなかったけれど;;
それでも安置されている仏像にはこの旅で1,2を争うくらい感動した(´;ω;`)感涙
ご本尊の盧舎那仏坐像を中心に、右には薬師如来立像、左には千手観音菩薩立像…
何この豪華な組み合わせ!!(((( ;゚д゚)))
盧舎那仏の光背の化仏の数…今は864体だけど、元々1000体あったとか!?
千手観音菩薩の腕…今は953本だけど、元々1000本あったらしい!?
他にも四天王立像や梵天&帝釈天立像が安置されているのだけど、
金堂の仏像はなんと!ぜーんぶ国宝だったΣヽ(゚Д゚; )ノ




唐招提寺・戒壇

戒壇(かいだん)

戒壇とは、正式な僧となるための受戒の儀式を行う場所で、
現在は基壇のみ残っている。(※『まっぷる』より)
昭和53年、その基壇の上にインド・サンチーの古塔を模した宝塔が築かれた。




唐招提寺・講堂

講堂

平城宮の東朝集殿(ひがしちょうしゅうでん)を移築・改造したもので、
鎌倉時代に大改造されてはいるが、天平時代・平城宮の面影をとどめる唯一の建築物。
ご本尊の重要文化財・弥勒如来坐像は目力が強い!!



この後は、開山堂(かいさんどう)で鑑真和上坐像のレプリカを拝見し(撮影してなかったみたい;)、
開山御廟まで足を運ぶ。




唐招提寺・境内

途中、木立と苔が織りなす美しい緑の風景に思わず魅入ってしまった///




唐招提寺・開山御廟

開山御廟

鑑真和上の墓所。
66歳で日本に辿り着き、76歳で亡くなるまで10年間(最初の5年は東大寺、後の5年は唐招提寺)、
唐には帰らずずっと日本で暮らしていたのね…
森の奥の静かな場所だけれど、参拝者が絶えないとか。



帰り際に、春・秋のみ特別公開の新宝蔵を見学。
秋季はどこも正倉院展の会期と重なるようにしているのかしら…?
しかし仏像や宝物は、博物館の中で混雑しながら見るより、
実際に寺社に訪れて見るのが一番良いとつくづく思う。




唐招提寺・境内

しんと静まり返った境内。
薬師寺は学生さんたちがいたけれど、こちらはほとんど人がいなくて始終ゆったりした時間が流れてた…


…と、のんびりしている場合ではなく、バス停「唐招提寺東口」まで歩かなければならない;
徒歩5分くらいなのだけど、同じような場所に二か所バス停があってちょっと迷ったヾ(´▽`;)ゝ
「三条大路四丁目」のバス停でバスを降り、mariちゃんと合流。
ここから平城宮跡の朱雀門はすぐのはずだった…が、タイミング悪く工事中で迂回路を行くことに…><




平城宮跡・朱雀門

平城宮跡・朱雀門(復原)

ふーーー(*´д`*)
そんなこんなで、やっと着いたよ朱雀門!
平城宮の正門で、門前の広場では、お正月に天皇のお出ましがあったりしたみたい。


ここから先はmariちゃんの案内に従って、広大な平城宮跡地を散策。
時には道なき道を進み、時にはバッタもぴょんぴょん飛び跳ね、
こんな道を進むのは何年ぶりだろうかと昔に思いを馳せる。
そんな私に日差しは容赦なく照りつけ……ううっ…もう11月だというのに…
抜けるような青空なのは良いけれど、日差しが強すぎやしないかい!?
日傘を貸してくれたmariちゃんに感謝・゚・(つД`)・゚・

実は…今夏から本格的に日光(紫外線)アレルギーが発症してしまい;;
元々日光に当たると肌がかぶれやすい体質ではあったのだけど、
「あぁ、やっぱり私はヴァンパイアだったんだわ!」
なんて冗談も言えないくらい症状が酷くなってきたので心配><
しかし流石に11月の太陽は、アレルギーを発症させるほど強くはなかったみたいで、
大事にならず一安心(❃´◡`❃)
(翌日撮影も控えているからね;;)




平城宮跡・東院庭園




平城宮跡・東院庭園

東院庭園(復原)

日本庭園の原型で、特別名勝に指定されている。
かつては天皇が宴会や儀式を催す場所だった。
池の形が複雑なのは、一つの遊び心なのだろうか?




平城宮跡・第二次大極殿跡

第二次大極殿跡(復原) ※第二次…二度目の平城京遷都→長岡京遷都まで

天平17(745)年に再び都となった平城京に造られた新しい大極殿(だいごくでん)。
建物の用途は後述の第一次大極殿と同じ。
現在は基壇と柱跡が復原されているのみ。

ここに座ってmariちゃんが作ってきてくれたおにぎりを食べる。
じゃこのおにぎり美味しーい(n*´ω`*n)
ひと休みした後は、ランチの最中ずっと視界に入っていた(笑)第一次大極殿へ!




平城宮跡・第一次大極殿

第一次大極殿(復原) ※第一次…最初の平城京(造営当初)→恭仁京遷都まで

遷都1300年にあたる2010年に復原されたもの。
天皇即位の儀式や元旦の朝賀(元旦の朝に天皇が大極殿で臣下から祝賀を受ける行事)、
外国の施設との謁見がなされた場所。




平城宮跡・第一次大極殿・天井

第一次大極殿・天井(復原)

外観だけでなく、内部も綺麗に復原されているようで!
見上げれば朱の格子と桃色の蓮の花が色鮮やかな天井に目を奪われる・:*(〃・ω・〃人)*:・




平城宮跡・第一次大極殿・鴟尾

鴟尾(しび)の模型

大極殿のために造られたと想定されている鴟尾をもとに造られた2メートルの模型。
「想定されている」という言い方なのは、平城宮跡からは鴟尾が出土していないからなんだ;
当時格調高い建物の屋根には必ず鴟尾がついていたので、大極殿の屋根に無いとは考えにくく、
金属製だから溶かされて再利用されたために残らなかったのではないかという説があるみたい。
(※鴟尾の展示に添えられていた解説キャプションより)




平城宮跡・第一次大極殿・高御座

高御座(たかみくら)の模型

その名が示す通り、天皇の玉座。
玉座に座って眺める広々とした景色は圧巻だっただろうなぁ(ノ´∀`*)




平城宮跡・第一次大極殿・壁画



平城宮跡・第一次大極殿・壁画



平城宮跡・第一次大極殿・壁画

小壁彩色(上村淳之画)

四辺をぐるりと巡る小壁に描かれた四神と十二支…
高い位置だから見るのが大変だけれど;どの絵も丁寧に描かれていて美しい///
後々調べてみたら、これらの絵を描いたのは、あの上村松園のお孫さんだと知って納得!!



最後に訪れた平城宮跡資料館では、平城宮跡から出土した物が色々展示されていて、
国宝に指定されたばかりの木簡を集めた「地下の正倉院展」という特別展も催されていた。
(平城宮跡で発掘された物は正倉院の宝物に匹敵するほど価値があることから、
平城宮跡は「地下の正倉院」と言われているのだとか!)
昔の人が板に書いた文章がずっと残っているのも凄いけど、
その内容を読み解き歴史を紐解く鍵を増やしていく考古学者たちも本当に凄い…!!
一見漢字ばかりで難しそうなのに、お買い物の記録とか荷札とか、
読み解いてみれば現代にも通じるとても身近な内容だったりして、
改めて現物の木簡を見て自分の知ってる言葉(単語)を見つけた時、
昔の人と少しでも繋がれたような気がして嬉しくなる(◍´◡`◍)


広々とした平城宮跡の散策を無事に終え、バスで大和西大寺駅へ。
駅構内のロッカーにキャリーを預けてあることを念頭に置きつつ…向かった先は、
駅から南の方に少し歩いた所にあるフランス菓子店・「ガトー・ド・ボワ」。
『まっぷる』で見かけて気になってたお店なの~+゚*。:゚+(人*´∀`)+゚:。*゚+
三条大路四丁目のバス停近くにある新店が行きやすくて良かったのに定休日で;;
大和西大寺駅の近くにある本店の方は時間があれば行けるかも~ということだったのだけど、
スイーツ好きの執念か、行けるだけの余裕がちゃんと得られたよ(* ´艸`)フフフ



ガトー・ド・ボワ/ アンブロワジー

アンブロワジー

「クープ・デュ・モンド パティスリー」という仏製菓世界大会でグランプリを受賞した世界一のケーキ!!
を奈良で食べられるとはねぇ(n*´ω`*n) う~ん美味vV


行きたい場所に行けて、食べたい物を食べられて、
順調に奈良の旅が出来たのはmariちゃんの丁寧なサポートのおかげ///
本当にありがとう゚゚o(*^▽^*)o
奈良はいずれ吉野の桜を愛でるために再訪したいな~とv


さて、冒頭で語った通り、私は奈良を満喫してそのまま東へ帰らず、
1日プラスして京都に立ち寄ったのヾ(´▽`;)ゝ
国宝展を見たかったのが一番の理由で、ついでに妖しい写真も久しぶりに撮っちゃった(*ノェノ)
続けてそのお話もしたいところだけど、写真編集のために少し時間を頂きたいのと、
いまだに「現在」のお話が出来ていないのは流石にどうかと思うのとで…
区切りも良いし、一旦ここで旅レポを終えることにするね><
奈良旅の話を間断無く伝えたいがために、こちらでは年明けのご挨拶をきちんと出来ず、
大変申し訳ありませんでした(´;ω;`)
(※記事の投稿日時はごまかして都合良く変えているけれど;
今現在の正しい時間はもう春…新しい年の4分の1が過ぎ去ろうとしているなんて…(((( ;゚д゚)))
関連記事

2 Comments

まだコメントはありません

omachi  

NoTitle

歴史探偵の気分を味わえるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索すればヒットし、 小一時間で読めます。 北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。その1からラストまで無料です。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。 重複、既読ならご免なさい。 お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。 物語と観光地が絡むと興味が倍増します。気が向いたらお読み下さいませ。東大寺・ 毘盧遮那仏を造立した聖武天皇の外祖父が登場します。(奈良のはじまりの歴史は面白いですよ。)

2018/03/18 (Sun) 19:22 | REPLY |   

白夜@管理人  

Re: NoTitle

そのような小説があるのですね~!
教えてくださってありがとうございます♪
元気な時に是非読んでみようと思います(*^-^*)

2018/03/25 (Sun) 00:46 | REPLY |   

Leave a comment